がごめ昆布、いか、昆布を水揚している函館市漁業協同組合です

がごめ昆布、いか、昆布を水揚している函館市漁業協同組合です

北海道南部が唯一の生息域 ガゴメ昆布

  函館の前浜漁業の歴史を紐解くと、イカとともに昆布は函館を代表する水産物です。
函館市近海で成育している昆布は、肉厚で幅が広く昆布の最高級品とされる真昆布に加え、最近では健康に良い成分が多く含まれているガゴメ昆布が注目されています。

【どこに分布しているの?】
ガゴメ昆布は、主に北海道函館市周辺を中心に室蘭市付近まで、青森県でも大澗崎や竜飛岬など一部の海に生息するとろろ昆布の仲間です。函館市(函館市、戸井町、恵山町、椴法華村、南茅部町)が最大の漁場ですが、採れる量も少なく希少価値の高い昆布です。
 

【どんな昆布?】
ガゴメ昆布は、他の昆布に比べ、とても強い粘りが何よりも一番の特徴です。元来、とろろ昆布、おぼろ昆布、松前漬けなどの原料として利用されています。
また、葉の一面にでこぼこの凹凸があり、その見た目が籠の目に似ているところから“かごめ昆布”そして“ガゴメ昆布”と呼ばれるようになったといわれています。葉の長さは1.5m〜3.0m、幅は20〜50cmくらいまで育ちます。
 

【ガゴメ昆布のスゴイところ】
ガゴメ昆布の特徴である粘りやヌメリの主成分は、良質の水溶性粘性多糖類または水溶性食物繊維(アルギン酸、ラミナラン、フコイダン)で、中でも、海藻類に含まれるフコイダンの含有量が他の海藻類に比べて数倍〜数十倍の含有量とされています。
中でもこのフコイダンとラミナランは多くの生活習慣病の予防に効果がある成分で体によいとされ、さらには、これらの増粘多糖類の天然保湿成分も大変注目され、健康食品や化粧品などの開発も進められています。
 

ガゴメ昆布栄養成分
(100gあたり)

<5訂 日本食品標準成分より>
  ガゴメ昆布に含まれる
水溶性食物繊維の主な成分
(100gあたり)
<北海道大学大学院水産科学研究院調べ>
熱量 142kcal   フコイダン 3.5〜4.5g
たんぱく質 7.9g   ラミナラン 4.0〜4.5g
脂質 0.5g   アルギン酸 19.0〜22.0g
糖質 27.9g      
食物繊維 34.2g      
ナトリウム 3.0g      

 

函館市漁協では産学官が協力し合い、
この希少なガゴメ昆布の増養殖に取り組んでいます。

写真提供:有限会社アイアン